ERL
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2020年10月25日
今日はイーライ・ラッセル・リンネッツについて。リネッツは、エニグマ・ツアーのセットでレディー・ガガと仕事をしたり、カニエ・ウエストのFadeやFamousのミュージックビデオの監督をしたりと、セレブリティと仕事をした豊富な経験を持つ若きマルチ・ハイフェネイトである。 ERL。
ERL 最初の作品は2018年、ドーバーストリートマーケット・ロサンゼルスのオープニングに登場した。リネッツは、Comme des Garçons アンディ・ウォーホルの香水「You're In」のキャンペーンにアートディレクションを提供した。このCDGファミリーへの紹介は、Comme des Garçons DSMの社長エイドリアン・ジョッフェに大きな印象を残した。才能を見抜く目を持つエイドリアンは、リネッツにLAのDSMオープンのためのエクスクルーシブなデザインを依頼した。
リネッツは、ナイキとアーティストのジョーダン・ウルフソンとのコラボレーションで、ストリートウェアの定番アイテムの限定カプセル・コレクションをデザインした。このコレクションは即座にsold out し、CDGディストリビューションとの正式契約につながり、適切なファッション・レーベルがスタートした。ERL 、RASSVET、GR-UNIFORM、Honey Fucking Dijon、Youths In BalaclavaといったCDG傘下の新進ブランドの軌道を完成させる。
レディー・ガガ、撮影:イーライ・ラッセル・リンネッツ(2018年)
ERL by ELI ラッセル・リンネッツ(2018年)
一言で言えば、ERL リネッツにとって瞑想的なプロジェクトなのだ。HYPEBEAST Magazineのインタビューで、服作りは自分を表現するもうひとつの方法なのかと尋ねられたとき、彼はこう説明した:「これはたまたま、逃避したいときに目の前にあったメディアだったんだ。 白紙の紙を持って部屋に座り、目を閉じて大切なことを考えるのは、とてもセラピー的で瞑想的なんだ。 子供の頃、いつも絵を描いてスケッチしていたのを覚えている。でも、それは空想に過ぎないのかもしれないと思っていた。映像の仕事や舞台美術、写真を始めてからは、『そんなことをする時間はいつになったらできるんだろう?でも、結局はとても自然にそうなったんだ」。
オーガニック」はERLクリエイションの核となる要素である。それは、自己表現の自然な感覚から始まり、生産に使用されるオーガニック素材に至るまで。このブランドの遊び心と自発的な美学は、ヴェニスビーチでの終わりのないパーティーのようでもある。
20年秋冬コレクションは、ERLパーティーへの温かい招待状だ。カニエ・ウエストお気に入りの渦巻きパーカー、リバーシブルのモヘアセーター、ヴィンテージ風のクロップトップス、ウォッシュドカモミールのスウェットパンツ、アブストラクトなパファージャケットなど、ジェンダーレスなカットソーが満載。 伝説的なComme des Garçons サポートされ、数々の名作を通して業界で強固な基盤を築いたイーライ・ラッセル・リンネッツは、ERLエキサイティングな未来に向けて、私たちにさらなるハングリー精神を残している。