FRAME TAPES
VOL.12 - サトワ3000
FRAME TAPESの最新号では、サトワ3000ことマキシム・クラマットを紹介する。マキシムの創作活動を分類するのは難しいかもしれないが、彼のリミックス・カルチャーへの愛とモーション・グラフィックスの基礎は一目瞭然だ。アール・ブリュット、クシュティのレスラー、シャワルマのロティシエを氷とブレンドし、アンダーグラウンドのDJセットで出すとしたら、クラマットが現在率いる集団、サトワ3000のフレーバーを表現できるかもしれない。彼のポップカルチャー美学の表層をはがせば、後期資本主義への率直な批評と、クロスカルチャー・コミュニティ構築への深い感謝の念が見えてくるだろう。